3Mの歴史は約1世紀前の1902年、米国ミネソタ州で始まりました。設立の目的は、研磨ホイールに適したコランダム(鋼玉)を発掘することでした。しかし、採掘できたのは質の悪いやわらかい石であったため、サンドペーパーの製造販売へ事業転換。
1921年に発売した世界初の耐水サンドペーパーは、水を使っても砥粒が取れないのが特長で、作業中に粉じんが立たず、作業環境を大幅に改善する製品として大ヒットしました。この開発をきっかけに、研磨材技術、接着・接合技術、コーティング技術がスタートしました。
現在までにサイエンスを活かし、1つのアイデアを次のアイデアや用途に結びつけることで、5万5,000もの多様な製品・サービスを創出しています。
1966年アポロ11号月面着陸の際、アームストロング宇宙飛行士が付きに残した靴底は3M製のフッ素ゴムで出来たものでした。
*写真右は3M Company本社
1950年代のアメリカで、「塗る」のが当たり前だった飛行機のマークを「貼る」という手段に一新したのが、3M™スコッチカル™フィルムでした。
厳しい気候条件でもはがれず、色も劣化しないフィルムは世界中で反響を呼びました。
国内でも日本武道館の鮮やかな擬宝珠(ぎぼし)や大阪万博の「太陽の塔」の金色の表現に採用されました。
その後、1992年導入されたスコッチプリント™グラフィックスシステムは、写真的な表現をフルカラーで1枚から出力でき、屋外耐候性も備えるなど、サインからインテリアまで幅広い用途に対応できるようになりました。
さらにフィルム自体も進化を続け、雨で汚れが落ちるセルフクルーニングタイプの開発など、常に新しいテクノロジーが注がれています。
3Mのフィルムには用途に合わせて実に様々な種類があります。
それは平滑面、曲面などといった施工場所の特性や、必要とされる耐用年数などによって、製品品質、施工品質が用途ごとに異なるためです。
その用途を調査分析し、厳しい品質管理体制のもと、企画・開発・製造されています。
1970年建造。
1995年に一度改修され、その後20年以上色褪せることなくゴールドに輝き続けています。
耐候性などの品質実験のため、世界各地のさまざまな環境で屋外暴露テストが行われています。
3M™️MCS™️ブランドロゴ
イメージを統一できます |
スコッチカル™フィルムは、色ムラのない高品質の塩ビフィルムです。
車の種類が異なったり、マーキングの大きさに差が出ても、企業のイメージ統一のために、同色・同一のイメージを確保します。
美しく再現できます |
スコッチカル™フィルムは、専用の対退色性に優れたインクが用意されています。
イラストやカラー写真の再現も各種印刷加工方法により美しく再現できます。
短時間で施工できます |
スコッチカル™フィルムによるマーキングは貼るだけで特別な技術は要りません。
塗装に必要な乾燥や修正もなく車を何日も休ませる必要がありません。
耐久性に優れています |
スコッチカル™フィルムは、耐薬品性、耐水性、耐油性などの総合的な耐久性に優れています。
洗車もでき、車の入れ替えまで貼りかえる必要はありません。
衝撃に強くできています |
スコッチカル™フィルムは、柔軟性に優れた耐衝撃性を持っています。
塗装とは違い、走行中に道路からはねた石などによって剥がれる事なく、補修する必要がありません。
経済的です |
スコッチカル™フィルムのマーキングはランニングコストでメリットがでます。
塗装のように傷付き、変色など、補修費用に悩まされることがありません。